はだか祭：黄介の部屋：SSブログ

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はだか祭　[イベント] [編集]

さて「はだか祭り」とはなんそやほいということだけど

国府宮のはだか祭は『灘追神事』（なおいと読む…）と書いて字のごとく

厄落としの行事なんですね

はだかの祭といっても

みんながみんな裸になってただもみあっているだけ

というわけではない…

男衆は裸になって家内の厄を落とすために

果敢にもこの祭に参加するのです。

なんで裸なのかって…そこは突っ込んじゃダメです。

なので厄年をきっかけに参加する人も多い。

（うちの父は確か初孫誕生の年に挑戦したと思う。

はだか男が締めたさらしを妊婦の下帯にすると安産だといわれてる…たしか）

だがただ裸になれば厄がおとせるかというとそうでわなくて

厄を落とす儀式というのが、この祭を白熱させる理由となる。

毎年「神男」（しんおとこ）というのが決められて、

これは立候補ですね、確か…少数精鋭の男達が名乗りをあげ

そこからくじ引きで一人決まります。

んで、その「神男」に厄を背負ってもらう…というのが流れ。

「灘追神事」の当日はアバウトな予定を羅列してけば

●昼過ぎころから各区域から裸衆が笹を奉納にきます。

●およそ３時くらいからワラワラとはだか衆がもみ合いに

繰り出してきますｗｗｗお酒をぶら下げてね♪

●だいたい４時～５時くらいの間に神男が登場します

●それに合わせて、この祭の華「桶隊」が登場。

●神男が神社に到着してなおい殿に引っ張りあげられれば「祭」は終わり

その後も神男は行事がいろいろあるけどその辺はあまり

見ることができませんね。（特に女人禁制の祭なんで私には謎です）

たしか夜灘追神事とかで…こっちがこの祭の本命なんだとか…

まずまず…なおい笹奉納…なんだけど…

稲沢の各区域で１本竹を用意して、なおい布（色とりどりのＡ３大の布）

に願事（ま・祭の本筋から考えて家内安全ですかね）を書き笹に結びます。

昼過ぎた頃合いから、裸衆がこの竹をかついで国府宮神社に向かうのです。

稲沢各所で規制が入ってますんで…この時間ははだか衆の天下といった感じ。

信号も止められ、はだか＆笹様がお通りになるまで車や通行人は待機せねば

なりません。

まぁクソ寒いのに、お酒と使命感から熱くなったはだか衆が

道行く人にハチマキを切り裂いて渡しながら、練り歩きます。

（このハチマキ、みんな欲しがるし、はだかも渡してくれますが、

ホントは意味がない、お守りとして意味をなすのは神社で頂ける『なおいぎれ』

で、このなおいぎれをはだか男に渡して祭に参加してもらい、後で返してもらう

のが正解…らしいのだ。酒臭いハチマキもらうよりは、ケツのひとつでも

触った方が、厄落としになると思いますよ＾＾えーえー私は触りまくったよン

ま・よかれと思ってくれるもんなのでもらっておきましょう…）

んでこの団体様、国府宮神社の参道入口から入り、参道を練り歩きます。

時々意味もなく竹をおっ立てて、若衆がよじ登ったりします。ま・祭ですからね

私のオススめは名古屋市西区の、はだか祭有志の会ですかね、地元稲沢は

出るのがあたりまえ…みたいになっておりますが、ここの西区の方々は

好き好んでこの祭に参加しておるので、竹笹もまあまあご立派♪

人数もハンパないです。

みなさん探してみてくださいナ♪

だいたい３時くらいまでに、各区域の灘追笹が奉納しおわると、いよいよ

祭が始まる感じが出てきます。わらわらと集まるはだか衆。

誰だ誰だ？背中に彼女募集なんて書いてるヤツは？

携帯番号まで書いてある♪ｐｐｐ

フンドシに電話番号書いている人がちらほらおりますが…

これはお宿の番号なんです、道で行き倒れているはだか男がいたら

そこへ電話してあげましょう＾＾

ここでの華は…赤フン・紫フンですかね♪還暦を迎えてなお

はだかになれる豪傑がこの赤フンを締めることができるのですよ～

かっこいいですね♪赤いふんどし♪喜寿だったかな？が紫♪

残念ながら紫は一度しかお目にかかったことがないですが…

そりゃかっこいいんですから！ゴマ塩頭にハチマキ巻いて

真っ赤な「さらし姿」。大木の年輪を思わせる顔に刻まれたしわも

なんだか神々しくさえ見えますね♪

きたる「神男」の登場に備えて体をあたためるはだか衆。

寒さをしのぐためにかっくらうお酒も、極寒の中ではものの数分で

効果切れ。今年は雨だったし…寒かっただろうね～

いつ現れるか？どこから出てくるのか？

「神男」の登場は毎年違うのです。いつだったか…灘追神事が土日に

かかった時なんて、５時ぎりぎり…何人もダミーが出た…なんて話も…

祭の見学者達にはいまいち「神男」の登場はわからないかもしれませんが

桶隊が出動すれば、多分「神男」はそこにいます。

桶隊は国府宮のお膝元、稲沢小池正明寺地区の精鋭たちで、

神男がなおい殿へ無事たどりつくように、神男へ襲いかかるはだか衆に

手持ちの桶で水をぶっかけるのです。

さてここで皆さんの疑問にお答えしましょ～～

なぜ…はだか衆は「神男」に群がるのか…

これは自分が持っている厄を「神男」へ移すという意味あいなんですね。

はだか衆は「神男」にただ触れるためだけにもみ合っておるのです。

とりわけ…神男のイチモツ（ｷｬ♪）を触ると良いらしい…（ほんとか？

厄落としなんで１回しか触れてはいけませんよ～

２回触れればより多くの厄が戻ってきてしまいますからね♪

なんで「神男」ってわかるの？ってね～…実際分かりませんよ！

だっておよそ１万人の男がはだかになってるんですもん…

あえていうなら「神男」は”はだか”である！ということ…

ん？みんなはだかだって？「神男」は一糸まとわぬはだかなんです…

しかも身を清めるために、体中の毛は剃り落としております。

ちなみに言っときますが…坊主頭の人がはだか男になろうってのは

ある意味死を覚悟しなきゃいけませんね♪やめときましょう…

もうひとつヒントを言っておけば、「神男」は必ず鉄鉾会（てっしょうかい）

の護衛がついてます…この鉄鉾会は神男ＯＢからなる会で、

「神男」が灘追殿までたどり着くのを命をかけて（そうでもないか？）

守りますｗｗｗｗはだか衆が「さらし」を巻いているのにたいし

この鉄鉾会の方々は相撲まわしを締めているはずです。

これを目安にしてくださいな。

ま・最大のヒントは、桶隊は「神男」の進行方向を蹴散らすために

水を撒いているので、桶隊が水をかけたその後ろに「神男」が

いるはずです！　水は冷たいので、後ろから行くのがイイと思います～

「神男」の進行方向で待ち構えていれば…水を撒き終わった桶で

ガッツンガッツン殴られたりしますよ♪祭ですからね♪

話をもとにもどしましょうか…

さてさて「神男」が登場して３０分～４０分程で灘追殿へ到着

「神男」が引っ張り上げられればこのお祭り騒ぎも終了。

この時点で意識の無い「神男」なんかもいるそうな…壮絶ですね♪

今年は若くがっしりとした「神男」であったせいか

比較的しっかりとした足取りだったようです。

後は私たちでは垣間見ることができない荘厳な儀式へと移るのです。

そしてそして有志果敢だったはだか衆達…帰路は…なんともいえない

お姿ですね＾＾…さらしが濡れているのでみなさんガニ股です♪

ホント寒そう＞＜　

ぶるぶる震えながら「タバコ一本もらえませんか？」

もちろんいいですともＴｏＴ　はだか祭の見学の時は

タバコ２箱は携帯してますですよ私♪ホントご苦労様でした♪

「神男に触った！」と言ってハチマキを売りつけようという輩もいるので

お気をつけくださいね。

祭ってほんとにイイもんですね♪

ちなみにうちの父は５回程、弟は高校生の時に１回参加しておりますｗｗ

高校生の時に参加～～？　お酒飲めないから大変ね♪と思った？

時効だからいっちゃいますが…

呑みましたよ　マイブラザー♪

わが弟ながらイイ呑みっぷりでした～

祭終了後の傷だらけの姿！「男になったなぁ～」感慨ひとしおでしたね。

翌日の学校は堂々と「二日酔いなので休みます」でしたわｗｗｗ

翌々日の登校ではヒーロー扱いだったそうですよ～

はだか祭に参加したいと思ったあなた！！！

はだか祭はかならずお宿から出ないといけないので

稲沢に住んでいる知人を探してみましょう・・・

つてのつて・・・のつて・・・でもいいのです。

知人がみつかったら、前日にお酒の一本でも届けて

当日は宿に早めにお邪魔し、顔をおぼえてもらってその宿の棟梁に

身を委ねましょうｗｗｗ

お祭りってホント楽しい♪